「チームでは教えてくれない プロサッカー選手になるために大切なこと」

指導書

はじめに

サッカーを始めたけれど、いまいち楽しみきれないお子様もいるんじゃないだろうか。
そんな時、サッカーとの向き合い方を考え直してみたらどうだろうか。
そのきっかけになる様な本を紹介しよう。

タイトル:「チームでは教えてくれない プロサッカー選手になるために大切なこと」
著者:ふじいまさこ 池上正
カテゴリー:指導書
発売日:2019/2/21

どんな本なのか

ジュニア世代のサッカーのあり方をマンガ仕立てで問うような本である。

こんな方にオススメ

・サッカーを楽しみきれないジュニア世代のプレーヤーに。
・サッカーを通じて人として成長を願う親御さんに。
・サッカーをする子を持つ親御さんに。

オススメとマトリクス

おすすめチャート解説

・マンガで描かれる箇所が多く、解説文少なめで読みやすい。
・指導書ではあるものの、マンガはちゃんとストーリー仕立てになっている。
・分かりやすく満足度は高い。

読者層マトリクス解説

・ジュニア層をターゲットにしているが、親御さん世代にも向けられていると思う。
・すでにクラブチームに所属している人から、これからクラブチームに入ろうと思っている人に向いているだろう。

感想など

サッカーをプレーしていて楽しいと感じる瞬間は、どんな時だろうか。
試合に勝ったとき。
ゴールを決めたとき。
もちろん楽しいだろう。
その楽しみを、ずっと維持する事はできただろうか。

ジュニア世代のプレーヤーがコーチの顔色を伺いながらプレーするのは残念な事だなと思う。
そうならない様にするには、どうすれば良いのだろうか。
この本を読みながら少し考えてみるといいだろう。

自分で考えて自分で行動する。
出来るようで出来ない。
ついつい言ってやらせてしまう。
そうするときっと楽しめなくなるんだろうな。

答えを考え出す事をこの本ではインテリジェンスとしている。
ジュニア世代にこの概念は難しいだろうが、親御さんにはこの考えを持っていてほしいなと思う。

そして、この本では勝利至上主義の弊害をあげている。
だが、勝ちを目指して考え工夫する事は、むしろ良い事と捉えている。

それで良いのだと思う。
何度もトライして失敗して上手くなる。
それが楽しいんじゃないか。

まとめ

今回は、「チームでは教えてくれない プロサッカー選手になるために大切なこと」を紹介してきた。
この本を読んだからといってプロサッカー選手になれるわけではないが、そのマインドは分かるだろう。
そして、自分で考え行動する人は、きっと立派な大人になり、次の世代を育てていくのだろう。

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