儚い少女のサッカーマンガ「さよならフットボール」

マンガ

はじめに

軽く読めて、面白いサカ書がないかなぁー?と何か探しているあなた。
そんな方にオススメするのがこちら。

タイトル:「新装版 さよならフットボール 1~2巻」
著者:新川直司
カテゴリー:マンガ

どんな本なのか

中学生の女子サッカー選手が男子ばかりのチームで奮闘するマンガである。

こんな方にオススメ

・短時間で簡単にサラッと読めて、それでいて物語をしっかり楽しめる、そんなサカ書を探している人に。
・専門用語や戦術論は、難しくて良く分からない。でもサッカーは好きな人に。
・ちょっとマイナーなテーマ(本書は中学年代の女子サッカー選手)を読みたい人に。

オススメとマトリクス

おすすめチャートと読者層マトリクスの紹介

おすすめチャート解説

・女子サッカーという珍しいテーマだが、全2巻と短いマンガなので、非常に読みやすい。
・しかしながら、ストーリーがしっかりしていて、短い割には読み応えは十分あると思う。
・戦術・技術を学ぶものではないものの、マンガというエンタメとしては非常に面白いと思う。
・主人公のサッカーに対する情熱、切なさ、焦燥感、見事に描き切っており、読み終えた後の満足感も高かった。

読者層マトリクス解説

・マンガ本なので、敷居は低くライト層向けではあると思うものの、ある程度サッカーに精通している人でも十分楽しめると思う。
・主人公の恩田希は中学生であり、やはりややジュニア層向けだとは思うが、女子サッカー選手の環境という大人の目線で見る事もでき、それはそれで考えさせられる事もある。

感想など

このマンガの発売は2014年だが、タイトルに新装版とある事から分かる様に、元々は2014年以前に発売されていたものである。
ちなみに新装される前の初版は2010年の発売である。
サッカー日本女子代表なでしこジャパンがワールドカップで優勝したのが2011年なので、その1年前に発売されていたわけですね。

このマンガの一番のポイントは、男子チームの中でプレーする女子選手というところにあるのかなと思う。
成長と共に広がっていく体格差への葛藤。その体格差にどう立ち向かうか?
主人公恩田希のちょっと痛々しくも真っ直ぐな姿勢。
ひょっとすると、今の中学年代の女子サッカー選手も同じような想いを抱いているのだろうか。
そんな事を思うと、女子サッカーの環境に対して、僕らは何が出来るのだろうか?つい考えてしまう。
などと色々と書いてきたが、単純にサッカーマンガとしても楽しめる作品だと思う。

まとめ

今回紹介した「新装版 さよならフットボール 1~2巻」に興味が沸いてきた方は、是非一読してみてはどうだろうか。
更に興味が増した方には、続編ともいうべき「さよなら私のクラマー」(全14巻)もどうでしょうか?

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