はじめに
サッカーに限らずスポーツ観戦時にスタジアムで入手できる食事を、スタグルと呼ばれ始めたのはいつからだろうか?
とにかく日本のスタジアムグルメは充実しているらしい(知らんけど)
このマンガで各地のスタジアムグルメを堪能してみてはどうだろうか。
タイトル:「ぺろり!スタグル旅」
著者:能田達規
カテゴリー:マンガ
発売日:2017/9/5(第1巻発売日)
どんな本なのか
日本各地のスタジアムグルメを巡る旅マンガである。
こんな方にオススメ
・自分もアウェー遠征するようなサポーターだという人に。
・サッカー観戦の楽しみは試合だけじゃないと思う人に。
・いつかはアウェー制覇したいと思っている人に。
オススメとマトリクス
おすすめチャート解説
・一応ストーリーはあるものの、1話完結でスキマ時間でも読みやすい。
・タイトルから想像できる通り、戦術的な要素は皆無である。
・意外と各地の歴史や地域性を学べる。
読者層マトリクス解説
・全ての年齢層で楽しめると思うが、アウェー遠征も厭わないような大人のほうがより楽しめるかもしれない。
・基本ライト層向けではあるは思うが、頻繁にアウェーに足を運ぶようなコアファンも満足度が高いだろう。
感想など
サッカー関連のマンガを多く手掛ける能田達規さんによる作品である。
随所にサッカーに対する愛情を感じるマンガである。
以前紹介した「サッカーの憂鬱~裏方イレブン~」もサッカー愛を感じる作品だったな。
(「サッカーの憂鬱~裏方イレブン~」の紹介はコチラから)
今回はスタジアムグルメ旅である。
日本各地にJリーグチームが出来た事で、アウェー遠征は各地の名産を巡る旅にもなりえる。
贔屓のチームを応援し、行く先々で様々な食文化を楽しむ。こんな素敵な事はない。
たまに海外から来た人が、Jリーグの特徴として、老若男女が訪れやすい雰囲気のスタジアムを賞賛する事がある。
これは、本当に大切な事だと思っている。
実は私は、Jリーグ開幕当初は、なんか軽いフワフワしたような雰囲気があんまり好きでは無かった。
もっと欧州のようにガツンとした感じがでないもんかね、と思っていた時期もあった。
でも今ではJリーグにはJリーグらしい在り方があるのだと思う。
老若男女が訪れやすいひとつの要因として、スタジアムグルメの充実は大切な役割を果たしていると思う。
あのちょっとした祭り感は、なにものにも代えがたい。
そして、ビールを飲みながら眺める緑のピッチ。これ以上の贅沢があろうか。いやない。
まとめ
今回は能田達規さんのマンガ「ぺろり!スタグル旅」を紹介してきた。
スタジアムグルメは当然ながら、ちょっとした旅行ガイドとしても楽しめそうだ。
また、サポーター心理や、少しずつ嚙み合ってくる主人公の関係性とか、親子関係やら、会社関係とか、ふんわりと良い気持ちになるマンガであった。