「試合で最高のパフォーマンスを発揮するためのコンディショニング11のルール」

指導書

はじめに

サッカーに限った話ではないだろうが、なんか調子の良い日もあれば、上手いこといかない日があるだろう。
そんな時に、まあそんな日もあるかぐらいで済ませていないだろうか?
少しコンディショニングについて考えてみるのも悪くないと思わないか?
この本でコンディショニングの基本を学んでみてはどうだろうか。

タイトル:「試合で最高のパフォーマンスを発揮するためのコンディショニング11のルール」
著者:大塚慶輔
カテゴリー:指導書

どんな本なのか

サッカープレイヤーがパフォーマンスを発揮するために必要なコンディショニングについて、簡潔にまとめた本である。

こんな方にオススメ

・サッカーに取り組んでいるジュニアユースからユース年代の人に。
・サッカーに関する様々な知識を身につけたい人に。
・サッカークラブに所属する子をもつ親御さんに。

オススメとマトリクス

おすすめチャート解説

・難解な表現がなく、分かりやすく読みやすい。
・コンディショニングにフォーカスした内容なので、技術戦術的な要素は少ない。
・専門的になりすぎる事がなく、一般のサッカーファンでも満足できるだろう。

読者層マトリクス解説

・おそらくユース年代ぐらいがターゲットだと思うが、サッカーの様々な要素に興味がある人ならどんな年代でも楽しめると思う。
・やや真剣にサッカーに取り組んでいる人向けと言えそう。

感想など

先日、たまたま寄った書店で本書を見つけた。
酒井高徳選手と安藤梢選手の対談が気になり手をとってみた。
いやいや良い本に出合えた。やっぱり書店めぐりは楽しい。

たいして立ち読みもせず手にした本書は、勝手ながらフィジカルコーチの仕事を紹介する様なものだと思っていた。
実際は、コンディショニングの基礎を解説するものであった。

とはいえ、あまり専門的になりすぎておらず、分かりやすく纏めてくれている。
トレーニング内容を決めつけた様な内容でもなく、試合の〇〇日前に、〇〇mダッシュを〇〇本などといった限定的なメニューが書かれているわけでもない。

むしろそこが良く、プレイヤーそれぞれが自分の状態を考慮して、ここに書かれている内容を基に自分で考えて行動する事を求めている。
とても大事な事だなと感じた。

人のカラダはそれぞれ違い、また年齢によっても変化してくる。
それぞれの状態に応じて対応する以外の正解はないのだろう。
そして、その判断をする為に基本となる知識が必要なのだと思う。

本書を読んで、どこで読んだ本だか忘れたが思い出した事があり、自分のコトバメモを読み返してみた。
成長とは「自立」と「協調」ができる様になる事である。そう記されたメモを見て、そうよね、と改めて思った。

まとめ

今回紹介した「試合で最高のパフォーマンスを発揮するためのコンディショニング11のルール」は、コンディショニングを学ぶにはうってつけだと思う。
ちょっとタイトル長すぎとも思うが、内容に忠実だとも言える。
改めて自分で考えて行動する事の大切さを感じる事ができた。

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