はじめに
サッカーの持つ特徴として、世界中と繋がっている事があると思う。
サッカーに興味を持ち始めると、今まで知らなかったような国や地域の事も情報として得るようになる。
そして、それぞれの国や地域の持つ社会的な背景なんかも、ぼんやりと知る様になってくる。
そんな様々な国や地域のサポーターの生態を垣間見てみようではないか。
タイトル:「聞き書き 世界のサッカー民」
著者:金井真紀
カテゴリー:雑学
発売日:2022/11/30
どんな本なのか
世界中の様々なチームのサポーターを個人にフォーカスして纏めたものである。
こんな方にオススメ
・サッカーも好きだが、サポーターにも興味がある人に。
・自分も熱心なサポーターだという人に。
・世界のサッカー文化を知りたい人に。
オススメとマトリクス
おすすめチャート解説
・各章ごとで読み切り出来るので、スキマ時間に読める。
・人それぞれの思いや複雑な社会的背景を小気味よく纏めてくれている。
・世界中のサッカー文化の一端を知ることが出来る。
読者層マトリクス解説
・様々な地域、様々な文化圏の人々が語られており、やや大人向けかなと思う。
・サッカーに関する詳細な知識は必要としないものの、ややコアなファンのほうがより楽しめるだろう。
感想など
私がはじめてワールドカップという大会がある事を知ったのは「キャプテン翼」だったかな。
はじめて世界のサッカーに触れたのは、トヨタカップだったか。もちろんテレビ画面を通してだが。
なんとなく、ぼんやりとサッカーは世界中で人気があるんだなぐらいに思っていた。
WOWOWでセリエAの放送を見るようになると、やっぱサッカーってスゲェってなった。
何が凄いって、サッカーの技術もそうなんだが、サポーターの熱さが凄かった。
画面を通じて感じるぐらいだから。
そして、この本である。
本書は世界中の様々なサポーターの生態を纏めてものである。
イタリアはもちろん、ブラジル・南アフリカ・マレーシア・メキシコ・イラン・・・・と様々な国々を紹介してくれる。
それぞれのお国柄もあり、我々が想像しえない境遇があり、それでも愛するチームを応援する。
こんな風に世界に触れる事が出来るのも、やっぱりサッカーなんだなと改めて感じる。
そうは言うのだけれども、個人的に一番心に残ったのは、車椅子で応援する鹿島サポーターの話だった。
何かにキッカケで自分も同じ境遇になるかもしれないと思うと。
自分も強くいれるだろうかと。
でも、その強さは、サッカーから貰うんだろうな。
まとめ
今回は「聞き書き 世界のサッカー民」を紹介してきた。
世界中に存在する様々なサポーターの生態を書き記してくれている。
単純に読み物としても面白い。