サッカーを扱ったビジネス書「勝利を求めず勝利する」

その他

はじめに

サッカーチームのマネジメントは、ビジネスに応用できると感じている人もいるだろう。
願わくば、そんな思いをサポートしてくれる書があればと思っていないだろうか。
そんな人に紹介するのがこちら。

タイトル:「勝利を求めず勝利する」
著者:ラインハルト・K・スプレンガー
カテゴリー:その他

どんな本なのか

ドイツの経営コンサルタントが書いた、サッカーをテーマにビジネスに通じる学びを得ようという本である。

こんな方にオススメ

・サッカーチームのマネジメントに興味がある人に。
・ビジネスパーソンとしてチーム作りに励んでいる人に。
・サッカービジネスに興味がある人に。

オススメとマトリクス

おすすめチャート解説

・ある程度サッカー観戦歴があり、多少なりともビジネスに造詣があれば読めるといった内容である。
・サッカーをテーマにビジネスに通じる学びを得る事ができるであろう。
・サッカー好きのビジネスパーソンにオススメできると思う。

読者層マトリクス解説

・チームマネジメントをしている様な年齢層や、これからそこを目指す人に向いているだろう。
・ここで紹介されているるゲーム、選手、監督を知っているほうが、より内容を理解できると思う。

感想など

ドイツの経営コンサルタントが書いたビジネス本であると言っても良いだろうか。
ただ、テーマがサッカーであるというだけで。

ビジネスチームを率いる事もサッカーチームを率いる事もエッセンスは同じなのだろう。
分かる気もするが、サッカーと同じ様にはいかないよ感じるところもある。

本書は、初めから読む必要はないし、全てを読むも必要はない。
興味のある章を、興味の向くままに読めば良い。
読む順番もどうでも良いだろう。

ここでは、私の心に残った項目をひとつ紹介していこう。

それは、「いつも違うミスをしろ」である。
よく言われる通りサッカーはミスのスポーツである。
まったくミスのないゲームは無いだろう。

ミスは起こるものだが、ミスを恐れてはいけない。
負けを恐れて勝ちを失う事もあるのだから。

「ミスの中でも最大のミスは、ミスを恐れることだ」

では、実際にミスが起きた時はどうすれば良いのだろうか。
それは、ミスをした後の事に神経を集中されてば良いのだと言う。

ミスとどう付き合うかが問われるのは、サッカーもビジネスも同じである。
安全策ばかりでは成果を残せないと。

ここで言っている事は、とても良く分かる。
良く分かるのだが、現実に目を向けると、簡単ではないとも思う。
やはりサッカーでもビジネスでも失敗はしたくない。

チームマネージャーから言えば、失敗させて学ばせたいが、チームとして失敗するのは避けたいといったところだろうか。
マネジメントの大変さと重要さを感じる。

といった感じで、サッカーとビジネスをつなぎ合わせて次々と話が展開していく。

ちょっと難しい話もあるが、面倒くさがらず気軽にひと章ごと読んでいけば良いと思う。

まとめ

今回は「勝利を求めず勝利する」を紹介してきた。
監督を描いた本は多く存在し、そこからビジネスに応用できる学びを得る事はあるだろう。
しかし、ここまでサッカーとビジネスを密接にリンクさせて本はなかなか無いのではないだろうか。
チームマネージャー、ビジネスマネージャーにオススメの一冊である。

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