包み隠さずサッカー界をさらしてみる「天日干し経営」

その他

はじめに

サッカー好きのビジネスパーソンであったなら、サッカーからビジネス的な考えを得る事もあるだろう。
あるいは、もっと深くサッカー界の行く末を考える事もあるかもしれない。
そんな人は、きっと選手やチームだけでなく、リーグ全体や日本サッカー全体の事を知りたいと思うだろう。
Jリーグチェアマンを務めた村井満さんの本書から、何か得るものがあるんじゃないだろうか。

タイトル:「天日干し経営」
著者:村井満
カテゴリー:その他
発売日:2023/9/27

どんな本なのか

Jリーグチェアマンを務めた村井満さんが、自らの経験を踏まえ自分の考え方をまとめた本である。

こんな方にオススメ

・特定の選手やチームだけでなく、リーグ全体に興味がある人に。
・ビジネス書を読むキッカケが欲しい人に。
・サッカー好きのビジネスパーソンに。

オススメとマトリクス

おすすめチャート解説

・ビジネス書と考えれば読みやすいほうだと思う。
・リーグをどう運営していくかという物語としても楽しめる。
・技術、戦術以外でサッカー界全体の在り方を学んでいけるだろう。

読者層マトリクス解説

・やはり年齢層高めの人向けと言える。
・マニアックな話は少ないとはいえ、ややコアファン向けだと思う。

感想など

サッカー関連の書籍は、選手やチーム、技術戦術に関わるものが多いが、本書はリーグ運営に纏わるものである。
「天日干し経営」というタイトルからも想像できる通り、ビジネス書として捉えたほうが良いような内容である。
ビジネス書は苦手という人でも、サッカー関連の本だと思えば、取っ掛かりやすいかもしれない。

著者の村井さんは「天日干し」と表現しているが、様々な人々の前に事実をさらすといった意味合いと解釈した。

長く同じ組織に中にいると、外部の考えに触れる機会が減ってくる。
Jリーグであっても、サッカーチームであっても、会社であっても同じなのだろう。
自ら意識して、外部の目にさらすというのは、簡単な事の様だが案外できていないものだ。
考え方の根底に「天日干し」という概念があるから、様々な困難に立ち向かえたのだろう。

自分の行動に置き換えて、学ぶことがありそうだ。
少し俯瞰した視点でサッカー界を見渡してみたい人には得るものが多いだろう。

まとめ

今回はJリーグチェアマンを務めた村井満さんの「天日干し経営」を紹介してきた。
ビジネスパーソンなら参考になる面があっただろう。
なにかビジネス書を読んでみたいけど、取っ掛かりがほしい人にもオススメだと思う。
本書にはJリーグとは直接関係ない村井さんの体験談も多く含まれるが、ビジネス書としてはむしろそれで良いのだろう。

タイトルとURLをコピーしました