はじめに
サッカーの戦術を勉強したいんだけど、マニアックじゃない本がないかなと思っている人はいるだう。
〇〇年どこどこで行われた〇〇戦とか言われても分からねーし。とか。
もうちょっと簡単なやつでいいんだけどなあ。と思っている方にこの本はどうだろうか。
タイトル:「サッカー戦術とは何か?が誰でも簡単に分かるようになる本」
著者:西部謙司 北健一郎
カテゴリー:技術・戦術
発売日:2011/4/27
どんな本なのか
サッカー戦術の基本的な事を、様々な項目に分けて簡単に説明する本である。
こんな方にオススメ
・これからサッカー戦術を学びたいと思っている人に。
・部活でサッカーをプレーしている人や親御さんに。
・サッカー観戦初心者で解説者の言っている事がよく分からない人に。
オススメとマトリクス
おすすめチャート解説
・ひと項目が見開き2ページで完結しており、細切れでも読みやすい。
・わりと簡潔に戦術を解説する内容である。
・戦術を深く知る入口として、満足できるだろう。
読者層マトリクス解説
・サッカーをプレーしている学生年代向けと思うが、サッカー観戦初心者にもオススメできると思う。
・これからサッカーを学びたい人向けであろう。
感想など
戦術本というと小難しくなりがちだ。
この本は、なるべく簡素に分かりやすく説明してくれる。
図も多めなので理解が深まりやすいだろう。
また、各項目で細切れになっているので、区切りをつけて読み進めやすい。
本を読むのが苦手な人なら、自分が気になった項目だけ読めばいいだろう。
そして、また気になった事が出てきたら、その項目を読めばよい。
なにも最初から最後までを順番に読む必要はない。
この本の良いところは、個人戦術から解説してくれる事にあると思う。
戦術というと、すぐシステム論となりがちだが、決してそれだけでは語れない。
ベースには、まず個人戦術があるのだと。
個人戦術があり、グループ戦術があり、そしてチーム戦術がある。
これを項目毎に解説してくれる。
更に、セットプレーの項目もあるので、試合で起こるシチュエーションは、ほぼ全て網羅できている。
途中で挟まれるコラムに、サッカー史におけるシステム変貌が五つ紹介されている。
これが簡潔に纏められていて面白い。
ここから戦術論の深みにハマっていくのも良いだろう。
まとめ
今回は「サッカー戦術とは何か?が誰でも簡単に分かるようになる本」を紹介してきた。
ちょっとタイトル長すぎないか?とも思うが、まあまあタイトル通りの内容といえるだろう。