はじめに
サッカーファンを続けていると、自分が贔屓にしているチームで仕事をしたいと思う事もあるだろう。
でもサッカーチームの仕事って、分かるような分からないような、曖昧な人が多いのではないだろうか。
この一冊で少しだけでもサッカーチームの仕事を知ってみるのも良いだろう。
タイトル:「マンガでよくわかる!スポーツビジネス入門」
著者:中村武彦
カテゴリー:チームスタッフ
発売日:2021/8/31
どんな本なのか
サッカーチームを題材にスポーツビジネスをマンガで解説する本である。
こんな方にオススメ
・サッカーチームの運営を垣間見たい人に。
・贔屓のチームを様々な形でサポートしたいと思っている人に。
・将来的にスポーツビジネスに関わりたい人に。
オススメとマトリクス
おすすめチャート解説
・マンガ版ビジネス書の定番ともいえる、マンガの後に解説文というスタイルで非常に読みやすい。
・技術、戦術論は、ほとんどない。
・マンガ部は物語として単純ではあるが楽しめる。
読者層マトリクス解説
・やや高めの年齢層からスポーツビジネスに興味のある学生向けだろう。
・題材はサッカーチームだが、コアなサッカーファンでなくても理解できる内容である。
感想など
自分がスポーツビジネスという言葉をはじめて聞いたのは、いつ頃だろうか。
曖昧な記憶だが、1990年代の後半だった様に記憶している。
この本は、うっすらとしか理解していないスポーツビジネスというものを分かりやすく解説してくれる。
自分が贔屓にしているチームも、スポーツをビジネスとしている。
スポーツチームもビジネスである以上、資金が必要であり、収入があり支出がある。
普段特に気にすることがなくとも、我々のチケット代やレプリカユニフォーム代も大切な収入源なのである。
応援しているなら、少しでもチームの収入の支えとなる事をしてあげたいものだ。
1993年に開幕したJリーグは、企業スポーツだった日本のサッカーを大きく変化させた。
だが、本格的にスポーツビジネス・プロスポーツとしての方向性を決定づけたのは、1998年の横浜フリューゲルス消滅だろう。
衝撃的な出来事ではあったのだが、その後、各チームがより健全なチーム経営を意識するようになっただろう。
まとめ
今回紹介した「マンガでよくわかる!スポーツビジネス入門」は、所謂ビジネス書マンガなのだが、サッカーファンが読んでも面白いだろう。
内容的に詳細を深堀しているわけでは無いが、スポーツビジネスってこういうものだよね、という事が理解できると思う。
将来的にスポーツビジネスの現場で仕事をしたい人にも良い入門書である。
スポーツビジネスの基本的な事を学ぶのに最適であるといえる。